相手方に付いた弁護士の反論を十分に精査し、冷静に示談交渉を進めていく必要があります。
不倫・浮気の慰謝料問題に詳しい弁護士にご相談いただくことをお勧めいたします。
不倫・浮気による慰謝料を請求した場合、相手方が弁護士を立ててくることがあります。
相手方が弁護士を立ててくれば、以降の示談交渉は相手方の弁護士を窓口として進めることとなります。
相手方に付いた弁護士は、色々な反論を展開し、慰謝料の大幅な減額を求めてくるのが通常です。
このとき、相手方に付いた弁護士の反論に困惑することなく、反論内容を十分に精査して適切な再反論を行うなど、適正な慰謝料の獲得に向けた示談交渉を冷静に進めていくことが大切です。
しかし、弁護士は法律のプロですので、弁護士ではない方との間では、法的知識や交渉力に大きな差があります。
相手方に付いた弁護士にペースを乱され、精神的な負担や不安が大きいという方も多いと思います。
ご自身のご判断だけで対応するとなると、冷静に示談交渉を進めて適正な金額の慰謝料を得ることは困難であるのが現実でしょう。
そこで、不倫・浮気による慰謝料を請求した相手方が弁護士を立ててきた場合には、早めに不倫・浮気の慰謝料問題に詳しい弁護士にご相談いただくことをお勧めいたします。
法律の専門家である弁護士であれば、相手方に付いた弁護士の反論内容が妥当なものであるかなどを判断し、適正な解決に向けた助言をすることが可能です。
また、交渉対応を弁護士に依頼すれば、相手方の弁護士との示談交渉を一任し、精神的な負担や不安を大幅に軽減することが可能です。
そして、適正な解決を図ることも期待できます。
なお、相手方に付いた弁護士を窓口とする交渉が負担であるからといって、その弁護士を無視して相手方と直接交渉を強行することは、やってはいけません。
弁護士を立てて示談交渉を代行させることは、法的な権利であると考えられています。
弁護士の頭越しに直接交渉を強行した行為が、弁護士依頼権を侵害する違法な行為であるとされ、慰謝料の支払を命じられた裁判例もありますので、ご注意ください。