ご自身では不倫・浮気の証拠を十分に確保しているとお考えでも、弁護士が確認すると、実は慰謝料を請求するための証拠としては不十分であるということがあります。
不倫・浮気の証拠が不十分であれば、相手方から言い逃れのような主張をされた時に、対応できなくなるおそれがあります。
「不倫・浮気の証拠を確保している」ということでメール・LINEのやり取りを撮影した画像を持ってご相談に来られるものの、弁護士から見れば証拠として不十分であり、追加の証拠が必要であるとアドバイスするなどのケースは少なくありません。
また、まれにではありますが、探偵の調査報告書であっても、相手方の言い逃れを許してしまうような内容となってしまっていることもあります。
手元にある証拠が不十分な場合には、さらに追加の証拠を集めることや、探偵に依頼して確実な証拠を確保することが必要になります。
しかし、すでに慰謝料を請求した後では、相手方も警戒していますし、証拠となるようなメール・LINEは消去するでしょうから、追加の証拠を集めることはほぼ不可能となります。
したがって、ご自身の手元にある証拠だけで十分なのかどうかに不安がある場合のみならず、ご自身では十分な証拠を確保しているとお考えの場合であっても、慰謝料を請求する前に、手元にある証拠を持って、まずは弁護士にご相談されることをお勧めいたします。
弁護士であれば、不倫・浮気による慰謝料を請求するための証拠として、手元にある証拠で十分なのかどうかを冷静かつ適正に判断できます。
また、追加の証拠を集める必要がある場合でも、どのような証拠をどのように集めればよいのかなどについて、的確なアドバイスをすることができます。