事案内容:不倫・浮気をした
依頼者:40代の男性(会社員)
不倫・浮気相手:会社員の女性
1 不倫・浮気の状況
依頼者は、同じ職場で働く不倫・浮気相手と仕事や飲み会を通じて親しくなり、夫がいることを知りながら、肉体関係を持ちました。
2 相談・依頼のきっかけ
不倫・浮気の事実が不倫・浮気相手の夫の知るところとなり、依頼者は不倫・浮気相手の夫に謝罪しましたが、不倫・浮気相手の夫の怒りが収まらず、不倫・浮気の事実を職場に報告することをほのめかすなどされ、精神的に参ってしまいました。
そこで、弁護士を間に入れて対応したいとのことで、ご相談・ご依頼いただきました。
3 当事務所の活動
当事務所の弁護士は、直ちに不倫・浮気相手の夫に対し、今後は弁護士が窓口となって対応するため、依頼者本人および職場・親族などの関係者に対し、連絡することを一切禁止するという内容の郵便を送付しました。
これにより、依頼者側の対応窓口は弁護士となり、不倫・浮気相手の夫との示談交渉が始まりました。
不倫・浮気相手の夫は、①慰謝料として300万円を支払うこと、②不倫・浮気相手との交際を中止し、今後接触しないこと、③謝罪文を提出すること、④不倫・浮気相手と今後接触することのないように、退職もしくは配置転換などの措置を講じることを要求してきました。
また、④の措置を講じない場合は、不倫・浮気の事実を職場に報告すると通告してきました。
これに対し、当事務所の弁護士は、依頼者のご意向に従って、①離婚に至っていないことを踏まえると、300万円は相場を超える不当な金額であるから、減額を求めること、②不倫・浮気相手との交際はすでに終わっており、今後も業務と無関係の接触はしないこと、③謝罪文の提出に応じること、④退職はしないが、配置転換の希望を出すことを回答しました。
また、不倫・浮気の事実を職場に報告することは名誉棄損に該当し得ること、そのような脅しをかけることは脅迫に該当し得ることを述べ、これらの行為をやめるように強く警告しました。
4 当事務所が関与した結果
交渉の結果、慰謝料として100万円を支払うという内容の示談を成立させることに成功しました。
5 解決のポイント(所感)
依頼者は、不倫・浮気相手の夫から、不倫・浮気の事実を職場に報告することをほのめかすなどされたことで、大きな不安をお持ちでした。
しかし、当事務所の弁護士が介入することで、不倫・浮気の事実を職場に知られることなく、適正な内容で示談解決できたため、ご安心・ご満足されていました。