事案内容:不倫・浮気をされた
依頼者:50代の女性
不倫・浮気相手:50代の女性(会社員)
1 不倫・浮気の状況
依頼者の夫が、50代の女性と不倫関係を持ったことが原因となって、別居に至りました。
2 相談・依頼のきっかけ
依頼者は、数年前に、離婚の相談で当事務所に来所していました。
その際は、「夫が浮気をしているかもしれないが証拠がない。」とのことで、当事務所の弁護士から、不倫・浮気の証拠についてアドバイスさせていただきました。
その後、依頼者は、探偵に依頼をして、不倫・浮気の確かな証拠を確保しました。
それから、依頼者は、しばらく様子を見ていましたが、不貞の証拠を確保した時から3年が経過する前に、「慰謝料請求には時効があると聞いたので、その前に、不倫・浮気相手に対して請求したい。」「夫は否定しているが、関係が続いている様子もある。関係を断って欲しい。」とのことで、ご相談・ご依頼いただきました。
3 当事務所の活動
不倫・浮気相手については、氏名と電話番号は分かっていましたが、それ以上の情報は分かりませんでした。
そこで、当事務所の弁護士は、まずは電話での交渉を試みましたが、不倫・浮気相手が電話に出ることはありませんでした。
そのため、電話番号をもとにして、弁護士会照会制度(弁護士が、依頼者の委任を受けて紛争を解決しようとするときに情報収集するための手段として、弁護士会がその必要性と相当性について審査を行った上で、官公庁や企業などの団体に対して照会を行う制度)を利用して、住所の調査を行いました。
これにより、不倫・浮気相手の住所が判明しました。
そして、当事務所の弁護士は、速やかに、判明した住所へ、慰謝料を請求する旨の内容証明郵便を送付しました。
4 当事務所が関与した結果
内容証明郵便の送付から数日後、不倫・浮気相手が依頼した弁護士から当事務所の弁護士に連絡がありました。
そこで当事務所の弁護士が慰謝料の金額の正当性を説明したところ、さらに数日後、不倫・浮気相手の代理人から150万円の慰謝料を支払うことで示談したいという返答がありました。
さらに、依頼者の意向に沿って、不倫・浮気相手が今後夫と接触しないこと、もし接触した場合には違約金を支払うことを示談書に入れることで交渉し、不倫・浮気相手はこれに応じました。
そして、最終的に、①150万円の慰謝料を支払う、②今後夫と接触しない、③接触した場合には1回につき50万円の違約金を支払う、という内容の示談書を取り交わし、解決に至りました。
5 解決のポイント(所感)
示談の段階では、金額以外の条項を盛り込むことで、当事者の意向に沿った柔軟な解決も可能となります。
本件でも、接触禁止と違約金の条項を盛り込んだ示談書を取り交わすことができ、お客様にご満足いただける解決をすることができました。
6 お客様の声
同じ質問にも優しく答えてくださりありがとうございます。
対応がとても早く安心出来ました。
何かあった時には、またお願いしたいです。
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